WordPressのテーマを探していると、
「高機能」
「多機能」
「これ一つで全部できる」
という言葉をよく見かけます。
できることが多いと、なんだか安心しますよね。
せっかくWordPressテーマを選ぶなら、機能が少ないより多い方がお得な気もします。
でも、
WordPressテーマは、本当に多機能である必要があるのでしょうか?
最近、AIちいちゃんテーマというシンプルなWordPressテーマを作りながら、私はこのことをずっと考えていました。
最終的にたどり着いたのは、
テーマはシンプルでもいい。
という考え方です。
ただし、
何もできないテーマでいい
という意味ではありません。
記事を読みやすくするために必要なものは、きちんと用意する。
そのうえで、記事装飾や便利機能まで全部テーマの中へ詰め込まない。
今回は、シンプルなWordPressテーマのメリットと、
「テーマは土台、記事デザインはあとから着せ替える」
という考え方について紹介します。
シンプルなWordPressテーマってどんなテーマ?
「シンプルなWordPressテーマ」と聞くと、
白いだけ。
装飾がない。
機能も少ない。
そんなイメージを持つかもしれません。
でも、私が考えているシンプルは少し違います。
読者が記事を読むために必要なものは、ちゃんと整っている。
そのうえで、
使うか分からない機能まで最初から大量に抱え込まない。
というシンプルです。
たとえばブログなら、
- 読みやすい文字サイズ
- 適切な行間
- 読みやすい本文幅
- H2・H3などが分かる見出し
- 十分な余白
- スマホ対応
- 記事一覧
- カテゴリー
- サイドバー
- ヘッダー
- フッター
こうした基本部分は必要です。
逆に、
記事を豪華に装飾する機能まで、すべてテーマ本体に入っている必要があるのか。
ここは分けて考えられます。
WordPressテーマが多機能だと便利
もちろん、多機能なWordPressテーマには大きなメリットがあります。
テーマをインストールしただけで、
ボタンを作れる。
BOXを作れる。
吹き出しを作れる。
ブログカードを作れる。
ランキングを作れる。
いろいろな装飾を使える。
一つのテーマだけで多くのことができるのは、とても便利です。
実際、現在のWordPressには多機能で使いやすいテーマがたくさんあります。
そのため、
多機能テーマが悪いわけではありません。
ここは大切です。
使いたい機能がテーマの中にそろっているなら、それが一番使いやすい人もいます。
ただ、多機能だからこそ考えておきたいこともあります。
テーマ独自の機能を使うほどテーマ変更が難しくなることがある
WordPressでは、テーマごとに独自の機能が用意されていることがあります。
たとえば、
独自の吹き出し。
独自のBOX。
独自のブログカード。
独自のボタン。
独自の商品リンク。
そのテーマを使っている間は、とても便利です。
ところが別のテーマへ変更したとき、
同じ機能が新しいテーマに存在するとは限りません。
デザインが消れる。
普通の文字になる。
ブロックが未対応になる。
場合によっては表示そのものが崩れる。
テーマ独自の機能をたくさん使っているほど、
「テーマを変えたいけど、過去記事が心配」
という状態になりやすくなります。
だから、
テーマに何でも入れることだけが正解ではありません。
「テーマ」と「機能」を分ける考え方もある
実はWordPressでは、
テーマと機能を分ける
という考え方があります。
テーマはサイトの見た目や基本構造を担当する。
機能はプラグインなど別の仕組みに担当させる。
たとえばWordPressテーマ「Lightning」を開発しているベクトルも、テーマ側をシンプルにし、機能をプラグイン側へ分離する設計について説明しています。テーマを変更しても機能を継続して利用しやすくするための考え方です。
つまり、
テーマに全部入れない
というのも、WordPressでは一つの設計方法なんですね。
読みやすさは「機能の数」とは別の話
ここで、もう一つ考えたいのが、
ブログ記事の読みやすさ。
機能が100個あるテーマだから、記事が読みやすい。
機能が10個しかないテーマだから、読みにくい。
そう単純には決まりません。
記事を読むときに大きく影響するのは、
文字サイズ。
行間。
本文幅。
左右の余白。
見出しと本文の間隔。
文字と背景のコントラスト。
こうした、
文章の周りにある基本的なデザイン
です。
豪華な機能がなくても、この部分がきちんと整っていれば記事は読みやすくできます。
逆に、装飾をたくさん入れても、文字が小さかったり本文が横に広すぎたりすると読みにくくなります。
余白もWordPressテーマのデザイン
余白って、何もない場所です。
だからデザインを考えるとき、つい後回しになりやすいところでもあります。
でもブログでは、この「何もないところ」がかなり大切です。
見出しのすぐ下に本文がギュッと詰まっている。
左右いっぱいまで文章がある。
段落同士の距離がほとんどない。
これでは、情報量以上に記事が重く見えます。
反対に適度な余白があると、
同じ文章でも読みやすく感じます。
つまりシンプルなテーマを作るなら、
「何を追加するか」
だけではなく、
「何を置かないか」
もデザインの一部になります。
見出しも最初から派手でなくていい
ブログ記事では、H2やH3などの見出しも重要です。
でもノーマル状態のテーマなら、必ずしも豪華な見出しである必要はありません。
まず必要なのは、
本文と見出しを一瞬で区別できること。
そして、
H2。
H3。
H4。
と階層が下がったときに、どちらが上の見出しか分かること。
これが基本です。
シンプルな線。
文字の太さ。
文字サイズ。
余白。
それだけでも情報の優先順位は作れます。
でもシンプルだけでは物足りない人もいる
ここまで読むと、
「じゃあ記事装飾はいらないの?」
となりますよね。
私は、そうは思っていません。
かわいい記事にしたい。
季節に合わせたい。
重要なところを目立たせたい。
Q&Aを分かりやすくしたい。
ボタンをもっと見つけやすくしたい。
記事装飾には、ちゃんと役割があります。
だったら、
必要な人が必要なときに追加できればいい。
ここから、
AIちいちゃんテーマとAIちいちゃんパレット Proの役割を分ける考え方が生まれました。
WordPressの記事をクリスマスデザインにする方法|見出し・背景まで季節の装飾に着せ替え
テーマは土台、パレットは記事の服
AIちいちゃんテーマでは、
サイト全体の土台
を担当します。
ヘッダー。
フッター。
記事ページ。
固定ページ。
記事一覧。
サイドバー。
基本の文字。
余白。
スマホ表示。
こうした部分です。
一方、
AIちいちゃんパレット Pro
が担当するのは記事の着せ替え。
見出し。
Q&A。
箇条書き。
POINT。
ボタン。
背景。
そして記事全体のコーデ。
役割を分けています。
考え方としては、
テーマ=体
ではなく(笑)、
テーマ=ブログの土台。
パレット=記事の服。
という感じです。
ノーマルでも完成、着せ替えても完成
ここはAIちいちゃんテーマで大切にしているところです。
パレットを使わないと、
「まだ完成していないブログ」
になるわけではありません。
ノーマルのままでも完成。
文章を読むためのシンプルなデザインとして使えます。
そして、
今日は少しかわいくしたい。
クリスマスの記事を書いた。
季節感を出したい。
そんなときはパレットを使う。
ノーマルから、
ブルー。
かわいい。
クリスマス。
またノーマル。
というように記事を着せ替える。
豪華さをテーマ本体へ固定しない。
これが今の考え方です。
同じテーマでも記事の雰囲気は変えられる
この仕組みの面白いところは、
WordPressテーマそのものを変更しなくても記事の雰囲気を変えられること。
たとえば普通の記事なら、シンプルなノーマルデザイン。
クリスマスの記事なら、クリスマスコーデ。
クリスマスが終わったら別のコーデ。
サイト全体の基本構造は同じです。
変わるのは記事の服。
これなら、
「雰囲気を変えたいからWordPressテーマを変更しよう」
と毎回考える必要もありません。
シンプルなテーマだから後から足せる
最初から機能や装飾が大量に入っているものを、
あとから完全にシンプルにするのは意外と大変です。
でも、
シンプルな土台へ必要なものを後から追加する
ことはできます。
だからAIちいちゃんテーマでは、
最初から全部入りを目指していません。
読みやすい。
使いやすい。
スマホでも見やすい。
まずはここ。
装飾が欲しくなったらパレット。
新しいコーデが欲しくなったらクローゼット。
一つのテーマへ全部詰め込むのではなく、それぞれに役割を持たせています。
シンプルなWordPressテーマが向いている人
シンプルなWordPressテーマは、全員にとって正解というわけではありません。
一つのテーマだけで全部やりたいなら、多機能テーマの方が合う場合もあります。
反対に、
記事を読むことを中心にしたい。
使わない機能をたくさん抱えたくない。
必要な機能だけ追加したい。
デザインとサイトの土台を分けたい。
そんな人なら、シンプルなテーマという選択肢はかなり合います。
大切なのは、
機能が多いか少ないかだけでWordPressテーマを選ばないこと。
自分がブログで何をしたいのか。
そこから考えることだと思います。
WordPressテーマはシンプルでもいい
WordPressテーマを作り始めると、
あれも欲しい。
これも欲しい。
と、どんどん機能を追加したくなります。
でも、
テーマが担当しなくてもいい機能まで、本当に入れる必要があるのか。
そこを分けて考えてみると、
シンプルというのも一つの完成形
になります。
文字が読みやすい。
余白がある。
見出しが分かる。
スマホでも読める。
まず、それでいい。
もっとかわいくしたくなったら、
そのとき服を着せればいい。
AIちいちゃんクローゼットでは、
「難しいCSSはもういらない。記事を着せ替える新しい楽しさ。」
をテーマに、これからいろいろな記事コーデを増やしていきます。
シンプルなまま使う日があってもいい。
思いっきりクリスマスにする日があってもいい。
今日はどんな記事にしよう?
そんなふうにWordPressを楽しめる形を作っていきます。