ブログを長く続けていると、
「これ、前にも似たような記事を書かなかったかな?」
と思うことがあります。
特にChatGPTなどのAIを使うようになると、以前より記事を書きやすくなりました。
記事数が増えるスピードも速くなるので、気づかないうちに同じテーマの記事が増えてしまうことがあります。
でも、似た記事があるだけでSEOに悪いのでしょうか。
全部まとめた方がいい?
古い記事は削除する?
それとも、そのまま残して内部リンクでつなげる?
今回は、ブログに似た記事が増えてきたときの考え方を、実際に検索順位が大きく下がったブログの事例も交えながら整理してみます。
似た記事があるだけでSEO違反になるわけではない
最初に知っておきたいのは、似た内容の記事があるだけで、すぐGoogleからペナルティを受けるわけではないということです。
ブログを書いていれば、同じテーマについて別の記事で触れることは普通にあります。Googleも重複したページや非常によく似たページが存在することを想定していて、その中から代表となるURLを選ぶ「正規化」という仕組みを使っています。
問題になるのは、「似ている」という事実だけではありません。
たとえば、タイトルは違うけれど検索している人が知りたいことはほぼ同じ。記事を読んでも結論まで似ていて、どちらを読めばいいのか分からない。
そんな記事が増えてきたら、一度整理した方がいいかもしれません。
まず「テーマ」ではなく「検索意図」を見る
似た記事を見つけても、すぐ一つにまとめる必要はありません。
大事なのは、その記事を検索する人が何を知りたいのかです。
たとえば「WordPress」という同じテーマでも、
「WordPressテーマを変更する方法を知りたい人」
と、
「テーマを変更したら記事が崩れるのか知りたい人」
では、知りたいことが違います。
この場合は同じWordPressテーマについて書いていても、別の記事として存在する意味があります。
反対に、タイトルだけ少し変えていて、読者の疑問も答えもほとんど同じなら、2記事に分ける意味があまりないかもしれません。
似た単語を使っているかではなく、記事の役割が同じかを見る。
ここが最初の判断ポイントです。
同じ検索意図なら記事の統合を考える
2つの記事を比べて、検索意図も結論もかなり近い場合は、記事を一つにまとめる方法があります。
ただし、片方をそのまま消して終わりではありません。
古い記事にしかない体験談や具体例があれば本命記事へ移し、必要な情報を残します。URLを廃止する場合は、状況によって適切なリダイレクトなども検討します。
統合する目的は、単純に記事数を減らすことではなく、
「このテーマなら、この1記事を読めばいい」
という状態へ近づけることです。
せっかく統合するなら、本命記事そのものを読み直すいい機会にもなります。
別の記事として役割があるなら残していい
同じテーマでも検索意図が違うなら、無理に一つの巨大な記事へまとめる必要はありません。
たとえば、
「ブログの記事ネタが見つからない」
という記事と、
「似た記事が増えてしまった」
という記事。
どちらもブログの記事作成についての話ですが、読者が困っていることは違います。
こういう場合はそれぞれの記事を残して、必要なところで内部リンクを使ってつなげる方が自然です。
「記事ネタを増やす方法」を読んでいる人に、
「記事数が増えてきたら、似た記事がないか確認してみましょう」
と関連記事を案内できます。
記事を統合するか残すかは、記事数ではなく役割で考えると判断しやすくなります。
本当に70位くらいまで落ちた記事がありました
ここからは実際にあった話です。
Takeログでは、「アンリミテッドアフィリエイト 特典」に関連する記事を書いていました。
以前は検索結果のかなり上で確認できていた記事が、あるとき見つからなくなったそうです。
最初に考えたのは、
「もしかしてインデックスから消えた?」
ということでした。
そこでGoogle検索でURLの前に site: を付けて確認すると、記事自体は検索結果に出てきました。
つまり、少なくともその確認では記事そのものが見えなくなったわけではありません。
では、いつものキーワードではどこにいるのか。
実際に検索結果を探していくと、いました。
7ページ目。だいたい70位前後です。
上位で見えていた記事なら、普段の検索では「消えた」と感じてもおかしくない位置まで下がっていました。
なお、site:検索は簡易的な確認方法です。インデックス状況をより正確に調べたい場合は、Google Search ConsoleのURL検査を使った方が確実です。
調べてみると似た記事が増えていた
そこでブログ内を見直してみると、「アンリミテッドアフィリエイト 特典」に関係する似た記事が増えていました。
一つひとつを書いたときには、それぞれ理由があったはずです。でも記事数が増えてから全体を見ると、検索する人からすれば「結局どの記事を読めばいいの?」となる状態に近づいていました。
そこで、似た内容の記事を整理して本命の記事へまとめることにしました。
ただし、今回やったのは記事の統合だけではありません。
本命記事そのものもかなり直していた
あとから振り返ってみると、実はいろいろ変更していました。
似た記事にあった必要な内容をまとめながら、本命記事の冒頭と最後にも文章を追加。自分が実際に経験してきたことや、AIで記事を書くときに考えていることを加えて、記事そのものの内容を見直しています。
さらに、検索結果に表示されるSEOタイトルも変更しました。
周囲を見ると、
「アンリミテッドアフィリエイト 特典」
「アンリミテッドアフィリエイト レビュー&特典」
といった似たタイトルが並んでいました。
そこで単に「特典があります」と伝えるタイトルではなく、
その特典で何ができるのか
が検索結果から分かるタイトルへ変更しました。
メタディスクリプションも見直しています。
つまり今回行ったのは、
似た記事を整理しただけではなく、本命記事をもう一度作り直すようなリライト
だったんです。
AIで書いた記事だからこそ「自分にしかない内容」を足した
本命記事の最後に追加したのも、一般的な説明ではありませんでした。
AIが書いた記事と人が書いた記事の違いを考えたとき、重要になるのは、その人自身の体験や考え方ではないか。
自分の過去や考えをChatGPTに知ってもらい、単に文章を生成するAIではなく、自分の記事を書くゴーストライターのように育てていく。
そんな本人の考えを追加しました。
AIを使えば、一般的な説明はかなり速く書けます。
だからこそ記事が似てきたときは、文章を少し言い換えるだけではなく、
「この記事にしかないものは何だろう?」
と考えてみるのも大切だと思います。
体験したこと。
失敗したこと。
実際に試して分かったこと。
自分なりの考え。
こうした部分は、同じテーマの記事との差を作る材料になります。
その後、検索順位は戻ってきた
似た記事を整理し、本命記事へ必要な内容をまとめる。
冒頭と最後を追加する。
SEOタイトルを変更する。
メタディスクリプションも見直す。
こうした修正を行ったあと、70位前後まで落ちていた記事は、また検索結果の上の方へ戻ってきました。
ただし、ここはとても重要です。
何が効いたのかは分かりません。
記事を統合したから戻ったのかもしれない。
タイトル変更が影響したのかもしれない。
本文をリライトしたことが良かったのかもしれないし、Google側の順位変動など別の要因だった可能性もあります。
複数の変更を同時に行っている以上、「これをやったから順位が戻った」とは言えません。
分かっているのは、
70位前後まで下がっていた。いくつかの問題に気づいて記事を見直した。その後、また戻ってきた。
という事実です。
この実体験については、Takeログでも詳しく紹介しています。順位だけではなく、実際にブログを運営しながら何に気づいて、どう考えたのかを読みたい方は、そちらも参考にしてみてください。
→AIで記事を書いても検索結果に表示されない?100記事書いて気づいた「似た記事」の落とし穴
AIで記事を書きやすくなったからこそ確認したい
ChatGPTを使うと、以前より記事を書くハードルはかなり下がります。
「このテーマで記事を書いて」
と頼めば、タイトルや見出しから本文まで作れます。
これはとても便利です。
一方で、記事をどんどん増やせるようになったからこそ、過去に何を書いたかを確認する作業の重要性も高くなっていると思います。
100記事を超えてくると、全部のタイトルや内容を覚えておくのは難しくなります。
「これ面白そう」
と思って書き始めたら、半年前にも似た記事を書いていた。
AIを使って記事を書く人が増えるほど、こういうことは起きやすくなるかもしれません。
新しい記事を書く能力だけではなく、
すでにある記事を整理する能力も必要になる。
記事を増やすことと、ブログ全体を育てることは、必ずしも同じではないんですよね。
似た記事を見つけたときの判断方法
似た記事を見つけたら、まず2記事を並べて読んでみます。
見るのは、タイトルが似ているかだけではありません。検索する人の疑問、記事の結論、具体例、それぞれの記事にしかない情報があるかを確認します。
検索意図も結論もほぼ同じなら、統合を検討する。
テーマは同じでも違う疑問へ答えているなら、それぞれ残す。
内容は関連しているけれど役割が違うなら、内部リンクでつなぐ。
そして統合する場合は、消す記事から必要な情報を本命記事へ移し、本命記事自体も読み直します。
このときSEOタイトルやメタディスクリプション、冒頭、最後まで一緒に確認すると、単なる記事整理ではなく記事全体のリライトができます。
記事が増えたら「書く」だけでは管理できなくなる
数記事なら、自分が何を書いたか覚えています。
10記事、20記事くらいでも、まだ何となく分かります。
でも50記事、100記事と増えてくると、
「このキーワード、前にも書いたような……」
が増えてきます。
さらに内部リンクも複雑になります。
この記事からどこへつなぐ?
似た記事はない?
孤立している記事は?
統合した方がいい記事は?
ここまで来ると、記事を書く作業とは別に、ブログ全体を見る作業が必要になります。
AIちいちゃんクローゼットでも、記事をきれいに着せ替えるだけではなく、こうした「記事が増えたあとの悩み」についても考えていきたいと思っています。
似た記事が増えたら、まず削除ではなく整理してみよう
ブログに似た記事が増えたからといって、慌てて削除する必要はありません。
同じテーマでも役割が違う記事はありますし、内部リンクでつなぐことで読者にとって便利になることもあります。
反対に、検索意図も内容もほとんど同じなら、一つの記事へまとめた方が分かりやすくなる場合があります。
大切なのは、
「似ているから消す」ではなく、「この2記事はそれぞれ何のためにある?」と考えること。
そして統合するなら、それを本命記事を見直すチャンスにする。
冒頭は今の内容に合っているか。
最後に伝えたいことは入っているか。
検索結果で他の記事との違いが伝わるタイトルになっているか。
メタディスクリプションは記事の内容を表しているか。
昔書いた記事を整理していると、新しい記事を書くより大きな改善点が見つかることもあります。
記事を書くのが速くなった今だからこそ、
増やすだけじゃなく、たまにはブログの中を片付ける。
クローゼットと同じですね。
服も記事も、増えてくると整理が必要みたいです(笑)。