PDF作成工房AIちいちゃん マニュアル

ChatGPTに文章を書いてもらったのに、PDFにするために表紙を作って、見出しを整えて、目次を用意して……。「文章はできてるのに、まだ作業あるじゃん!」となったことはありませんか? PDF作成工房AIちいちゃんは、ChatGPTで作った原稿を貼り付け、色や書体を選んで、教材やマニュアルの形にまとめる単体HTMLツールです。

表紙、利用条件をまとめた「はじめに」、リンク付きの目次、本文、ページ番号まで、決まったレイアウトで組み立てます。自由に文字を動かす操作はありませんが、そのぶん配置で迷わず進められます。今回はVer.0.1.5の仕様と使い方を紹介します。

PDF作成工房AIちいちゃんでできること

このツールは、ブログ記事、教材、購入者特典、操作マニュアルなど、文章が中心のPDFを作るための工房です。ChatGPTへ渡す原稿作成仕様書も入っているので、「どんな形式で書いてもらえばいいの?」から始めなくて大丈夫です。

  • ChatGPT用のPDF原稿作成仕様書をコピーする
  • 文章原稿から表紙と本文を作る
  • 固定の「はじめに」を入れる
  • 大見出し・小見出しからリンク付き目次を作る
  • 文章を自動改ページし、ページ番号を付ける
  • 5色・3種類の書体コーデを選ぶ
  • 背景装飾や画像を入れる
  • プレビューから本文・見出し・表紙の文字を修正する
  • ブラウザの印刷画面からPDFへ保存する
  • 文章原稿をファイルとして保存する

HTMLファイルをブラウザで開いて使います。WordPressへのインストールや、ChatGPTのAPIキー設定は不要です。ChatGPTには利用者自身が仕様書を貼り付けて原稿を依頼し、完成した原稿をこのツールへ戻します。

まずはサンプルで試してみよう

ダウンロードしたHTMLファイルを、PCのChrome系ブラウザで開いてください。原稿欄の下にある「サンプルを入れる」を押すと、サンプル原稿が入り、プレビューが作成されます。まずこれで表紙や本文を眺めてみると、完成形がつかみやすくなります。

現在の原稿が入っている場合は、サンプルへ置き換えてよいか確認が出ます。大事な原稿で試す前に、「原稿を保存(.md)」で手元に残しておきましょう。

STEP 1.ChatGPT用仕様書をコピーする

画面上部の「📋 ChatGPT用仕様書をコピー」を押します。「ChatGPT用仕様書をコピーしました」と表示されたら、自分のChatGPTへ貼り付けてください。

仕様書には、表紙タイトルに#を1つ、大見出しに#を2つ、小見出しに#を3つ付けること、改ページや画像の書き方などが入っています。「仕様書を見る」を開けば、内容の確認・編集もできます。仕様書を変更して元に戻したい場合は、その中の「初期状態へ戻す」を押してください。

コピーできない環境では、仕様書欄を開いて文章を選択し、MacならCommand+C、WindowsならCtrl+Cでコピーしてください。

STEP 2.ChatGPTへ原稿を頼む

仕様書を貼ったあと、作りたい内容を続けて伝えます。たとえば新しい教材なら、次のように頼めば始められます。テーマだけでなく、誰に読んでほしいか、自分の体験、伝えたい内容も一緒に渡すと、原稿の方向を合わせやすくなります。

この仕様書に従って、「ブログの説明画像を簡単に作る方法」という初心者向けのPDF原稿を書いてください。

すでにブログ記事がある場合は、「以下のブログ記事を、この仕様書に従ってPDF原稿へ整えてください」と依頼し、その下に記事本文を貼ります。完成した文章原稿をコピーして、PDF作成工房へ戻ってください。

STEP 3.完成した文章を貼り付ける

「ChatGPTで作った文章原稿をここへ貼り付けてください」と書かれた入力欄へ、原稿を貼ります。見出しに付ける#の数だけ覚えれば使えます。タイトルは1つ、大見出しは2つ、小見出しは3つです。ChatGPTが返した文章をそのまま貼るところから始めてみましょう。

書き方PDFでの扱い
#タイトル最初の#1つの見出しを表紙タイトルに使用
##大見出し本文の大見出し・目次に使用
###小見出し本文の小見出し・設定により目次に使用
通常の文章本文へ配置
**太字**太字で表示
![説明](画像URL)画像を中央へ配置
---page---その位置で改ページ

タイトルがない、タイトルが複数ある、大見出しがない場合は、原稿欄の下に案内が表示されます。ツールが勝手に原稿を修正することはありません。表紙タイトルは最初に1つだけ書き、目次を作りたい場合は「##大見出し」を入れてください。

全角・半角、スペースあり・なし、どれでもOK

#タイトル、#タイトル、# タイトル、# タイトルは、すべて同じ表紙タイトルとして読み取ります。大見出し・小見出しも同じで、#のあとに半角スペースや全角スペースがあっても、なくても使えます。「半角に直さなきゃ」と気にする必要はありません。

読み取りのためにツール内で表記の違いを吸収しますが、貼り付けた原稿を勝手に半角へ書き換えることはありません。プレビューから見出しを修正するときも、元の#やスペースの書き方を保ちます。タイトルが複数ある場合は、最初の1つを表紙に使い、2つ目以降は原稿に残して警告を表示します。

段落は空行で区切る

文章のまとまりの間に空行を入れると、別の段落として表示します。空行が1行でも複数行でも、前後の文章を勝手につなげません。同じ段落の中で1回だけ改行した場合は、同じ段落内の文章として自然につなげて表示します。

#PDFのタイトル

本文の導入文です。
この行も同じ段落です。

空行のあとは別の段落になります。

##大見出し

本文を書きます。

###小見出し

本文を書きます。

詳しい人向けの補足:Markdownにも対応しています

「はじめに」は固定文、原稿の文章は本文へ

Ver.0.1.5では、「はじめに」は利用条件・著作権・免責についての定型文です。貼り付けた原稿の導入文を「はじめに」へ入れる方式ではありません。タイトル直下に書いた導入文も、ほかの原稿と一緒に本文へ配置されます。

「固定の『はじめに』を入れる」のチェックを外すと、このページを省けます。定型文を確認・変更する場合は、「固定の『はじめに』文を確認・編集」を開いてください。プレビューに表示された定型文をクリックして、まとめて編集することもできます。

同じ説明を二重に入れないよう、別の「利用規約・免責事項」見出しを自動追加する機能はありません。ChatGPT用仕様書も、原稿内へこの定型文を書かない構成に合わせてあります。

STEP 4.表紙・色・書体を設定する

表紙と著者情報

「タイトル」は、空欄なら原稿の最初の「#タイトル」を使います。別の表紙タイトルを指定したい場合は、入力欄へ記入してください。「サブタイトル」「著者名」「Copyright年」も設定できます。

「サイトURL」を入力すると、最後のページへリンクを表示します。「フッターにサイトURL」をONにすれば、表紙以外のページ下部にも表示できます。著者名と年はCopyright表記にも使われます。

5色の色コーデ

色はブルー・ピンク・グリーン・パープル・オレンジから選べます。背景の色味、表紙の文字、見出しの四角い飾り、リンクなどが連動します。本文の読みやすさを保つため、大見出し・小見出しの文字は黒を基本にしています。

3種類の書体コーデ

書体コーデ本文の雰囲気
教材スタンダード明朝系の本文とゴシック系の見出し
マニュアルゴシック系で読みやすい説明書風
やわらか丸みのあるゴシック系を優先

書体は端末に入っているフォントを使います。表紙は教科書体や手書き風の書体を優先しますが、該当するフォントがない場合は別の書体へ置き換わります。そのため、MacとWindowsで文字の形や改ページ位置が変わる場合があります。

背景・目次・ページ番号

背景は曲線背景・四隅・なしから選べます。曲線背景は、ページの上下へ細い線の模様を置いた教材風のデザインです。「目次」「小見出しを目次に含める」「ページ番号」「本文ヘッダー」「画像キャプション」は、それぞれON・OFFを切り替えられます。

ページ番号は表紙へ表示せず、次のページから表示します。表紙もページ数に含めるため、表紙の次は「2」です。目次のページ番号も、この数え方に合わせています。

STEP 5.プレビューを確認・修正する

原稿と設定がそろったら、「プレビューを更新」を押します。基本の並びは、表紙→固定の「はじめに」→目次→本文→最後の案内ページです。「はじめに」や目次をOFFにすると、該当ページを省いて作成します。

文章量に合わせて自動改ページします。長い段落はページをまたいで分割し、見出しだけがページ下部に残りにくいように調整します。画像や見出しが大きすぎて収まらない場合は、内容を調整する案内が表示されます。

プレビューの文章をクリックして編集する

本文・見出し・表紙のタイトル・サブタイトル・著者名をクリックすると、小さな編集欄が開きます。文章を直して「変更を反映」を押すと、左の原稿や設定欄も更新され、プレビューが作り直されます。「キャンセル」なら変更を反映せず閉じます。

見出しを修正すると、目次も更新されます。ページをまたぐ段落は、クリックした部分だけではなく、元の段落全体を編集します。本文の太字やリンクを残したい場合は、編集欄にある飾り用の記号も残してください。自由に文字ボックスを動かす編集機能ではありません。

左の原稿を変更したあとに、古いプレビューをクリックすると、先に更新するよう案内が出ます。「プレビューを更新」を押してから編集してください。これにより、古い表示の文章で新しい原稿を上書きすることを防ぎます。

再生成しても表示中のページを保持する

色・書体・本文・見出しなどを変更して再生成した場合は、それまで表示していたページ番号と、ページ内の位置をできるだけ保持します。変更によってページ数が減り、そのページ番号がなくなった場合は、最後のページを表示します。

目次の項目をクリックすると、プレビュー内の該当見出しへ移動できます。保存したPDFの内部リンクについても、使用するブラウザとPDF閲覧ソフトで保存後に確認してください。

画像と改ページを入れる

端末の画像を追加する

原稿欄で画像を入れたい場所へカーソルを置き、「画像を追加」を押します。PNG・JPEG・WebP・GIFの画像を選択すると、画像用の記号とデータが原稿へ挿入されます。1枚15MBまでで、複数選択もできます。

画像は本文幅を超えないように縮小し、中央へ配置します。キャプションは画像の説明文字を使います。端末から追加した画像には最初にファイル名が入るため、読者さんに見せたい説明へ書き換えてください。

画像URLを指定する方法も使えますが、その画像の配信元へアクセスします。読み込めないURLは画像として表示できません。確実に使いたい画像は、端末の画像として追加すると管理しやすくなります。GIFの動きはPDFへ保存する対象ではありません。

*画像URLにも対応。ただし外部サイト側の制限により読み込めない場合があります

指定した位置で改ページする

原稿欄で改ページしたい位置へカーソルを置き、「ここで改ページ」を押します。独立した行に---page---が入り、その位置で次のページへ進みます。手入力で同じ記号を入れても使えます。

STEP 6.PDFを保存する

「PDF保存」を押すと、最新の原稿・設定でプレビューを作り直し、ブラウザの印刷画面を開きます。そこで保存先に「PDFに保存」を選び、ファイル名と保存場所を指定してください。ツールから直接PDFファイルをダウンロードする方式ではありません。

印刷設定指定内容
保存先PDFに保存
用紙A4
向き縦
倍率100%
余白なし
ブラウザのヘッダーとフッターOFF
背景のグラフィックON

ブラウザの「ヘッダーとフッター」は、URLや印刷日時を付ける設定です。工房内で設定する本文ヘッダー・Copyright・ページ番号とは別なので、ブラウザ側はOFFにしてください。保存後はPDFを開き、文字、背景、改ページ、目次リンクを確認しましょう。

原稿を保存する・新しく作る

「原稿を保存(.md)」では、現在の文章原稿を保存します。端末から追加して原稿へ埋め込んだ画像データも含みます。ただし、色・書体・著者名などの設定をまとめて保存するプロジェクトファイルではありません。保存した原稿を使い直すときは、テキストとして開いて原稿欄へ貼り付けてください。

「新規作成」は原稿・タイトル・サブタイトル・プレビューを消し、著者名や着せ替え設定を引き継ぎます。「すべてリセット」は原稿と設定、ChatGPT用仕様書、固定の「はじめに」文も初期状態へ戻します。どちらも確認画面が出ます。

原稿は自動保存されません。画面を閉じる前に原稿を保存し、完成したPDFも手元へ残してください。

うまくいかないときは

背景がPDFに入らない

印刷画面の「背景のグラフィック」をONにしてください。背景なしコーデを選んでいないかも確認しましょう。

余計なURLや日時が付く・ページがずれる

ブラウザの「ヘッダーとフッター」をOFFにし、A4・縦・倍率100%・余白なしを確認します。プレビューと印刷結果が異なる場合は、PCのChrome系ブラウザで試してください。

目次が作られない

原稿へ##大見出しのような大見出しを入れ、「目次」をONにします。小見出しだけでは目次を作成しません。小見出しも載せたい場合は「小見出しを目次に含める」をONにしてください。

画像が表示されない

画像URLが直接画像を開けるものか確認してください。アクセス制限がある画像や、画像そのものではないページのURLは読み込めない場合があります。端末からの画像追加も試してみましょう。

プレビューを作成できない

表示された案内に合わせて、長すぎる見出しや表紙文字を短くする、原稿を短い段落へ分ける、画像を小さくするなどの調整をしてください。まずサンプル原稿で作成できるか確認すると、原稿と環境のどちらを見直すか判断しやすくなります。

Ver.0.1.5の製品仕様

項目内容
名称PDF作成工房AIちいちゃん
対象バージョンVer.0.1.5
形式インストール不要の単体HTML版
入力文章(全角・半角#に対応)・端末の画像・画像URL
PDFレイアウトA4縦・1カラム
保存ブラウザの印刷画面からPDF保存・文章原稿保存
色ブルー/ピンク/グリーン/パープル/オレンジ
本文書体教材スタンダード/マニュアル/やわらか
背景曲線背景/四隅/なし
編集原稿欄・設定欄・プレビューからの文章修正
外部送信原稿や端末の画像を外部サーバーへ自動送信しない。画像URLの利用時は配信元へアクセスする
自動保存なし
利用の基本PCのChrome系ブラウザ。スマホでは画面幅や印刷操作に制約があるためPCを推奨

Wordや既存PDFの直接編集、OCR、自由配置、複数カラム、複雑な表、動画・音声、電子署名、PDFパスワード、AI文章生成APIは搭載していません。文章を決まった形へまとめることに絞ったツールです。

文章ができたら、そのままPDFの形へ

使い方の基本は、仕様書をコピーしてChatGPTへ渡し、完成した原稿を貼り、着せ替えて保存するだけです。細かい誤字はプレビューから直せるので、「PDFにするために、また最初から整えるのか……」という手間を減らせます。

まずはサンプルで色を変えてみて、そのあと短い記事を1本貼ってみてください。自分の文章が表紙と目次付きの教材になると、次は何をPDFにしようか、ちょっと楽しくなってきますよ。

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